青汁で1日350gの野菜をとれるのか?

現在日本人の食生活は欧米化の影響もあり肉類や炭水化物が中心で、日々の食事での野菜不足が問題となっています。厚生労働省では健康維持に必要な野菜の量として成人1日あたり350gを摂るよう推奨していますが、現実には平均してその80パーセント程度しか摂れていないというのが現状です。しかし厚労省が推奨する350gの野菜をしっかり摂ったからといって、本当に必要な栄養素が摂取できるのでしょうか。

昔より栄養は格段に減っている

というのも、品種改良などによって野菜の栄養は昔に比べてどんどん減っているからです。たとえばビタミンCですが、1950年代にホウレンソウで100gあたり150mg、キャベツでは80mg、春菊で50mgだったものが50年後の2000年にはホウレンソウで35mg、キャベツで41mg、春菊で19mgと大幅に減少しています。鉄分も1950年代にはホウレンソウ100gに13.0mg、ニラ19.0mg、春菊9.0mgあったものが、同じくホウレンソウ2.0mg、ニラ0.7mg、春菊1.7mgと非常に少なくなっているのです。

これは農家をはじめとする流通業者などが、栄養よりも味や外見、利便性、収穫面を優先して品種改良を進めた結果です。昔ピーマンは子どもの嫌いな野菜NO.1でした。今でもピーマンの嫌いな子どもは少なくありませんが、抵抗なく食べる子どももたくさんいます。ピーマンはそのおいしさと引き換えに大切な栄養を失ってしまったのです。商売だから「売れること」が最優先されるのは仕方ありませんが、この背景には消費者にも責任の一端があるといえるでしょう。

「おいしいもの」「見た目の良いもの」「一年を通して食べられる」「安く手軽に手に入る」そういった野菜を求めたのは我々消費者で、それに応えるために農家は品種改良に励んだのですから。つまり現在の野菜は昔のものに比べて栄養素が完全に劣っているということ、したがって野菜の栄養をしっかり摂るなら50年前の5倍以上を食べなければならないというわけなのです。

青汁ならしっかり摂れる

だからそんな「ふるさと青汁 ダイエット」な野菜をいくら食べても、満足な栄養は摂れていない可能性があります。そこでおススメなのが、青汁なのです。青汁は野菜の栄養素のかたまり、必要な野菜の栄養をしっかり摂れるから健康な身体を作ることができるのです。摂ったつもりでいる栄養の不足分を補うのに青汁は最適です。1日350gの野菜さえ満足に摂れていないのにその5倍の量を食べるなんてとても無理ですが、青汁はそれを可能にしてくれるのです。

ミドリムシの青汁!?

青汁の原材料にはいろいろあり、現在はケール、大麦若葉、そして明日葉の3つが最も多く使われているようです。そんな中、最近注目を浴びている新しい青汁の原材料に「ユーグレナ」があるので、ここで紹介しておきましょう。

ユーグレナって何なの?

まず、ユーグレナとはいったい何なのか?と思う人も少なくないかと思いますが、これは「ミドリムシ」のことなのです。ユーグレナの和名がミドリムシで、ミドリムシの学名がユーグレナというわけです。ミドリムシと聞いて「えーっ、虫なんてそんな気持ちの悪いものを飲むなんてできない。それに青汁って植物が原料なんじゃないの?」という人もいることでしょう。実は、ミドリムシといっても「虫」ではなく、「ユーグレナ藻」という5億年も昔から存在している藻の一種で、葉緑素を持って光合成で栄養を作り出しています。

そして今、ユーグレナが注目を浴びている理由が、植物でありながら肉や魚、そしてもちろん野菜の栄養素をも持ち合わせているという点なのです。肉類に豊富なビタミンB2、B16、必須アミノ酸、さらに魚にしか存在しない不飽和脂肪酸DHA、EPAなどを含んでいるのです。その他にも多くのビタミンやミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸などユーグレナに含まれる栄養素は59種類にも上ります。野菜の栄養素だけでなく、魚や肉の栄養もユーグレナだけで摂れてしまうというのですからすごいことです。

ユーグレナってすごい

ユーグレナのすごさはまだあります。
食べ物を摂った時、その栄養が身体に吸収される「効率」も大切ですよね。いくら栄養豊富な食べ物を食べても、効率よく吸収されなければせっかくの栄養が無駄になってしまいます。一般的に野菜は細胞のひとつひとつが細胞壁に覆われています。そのために細胞壁の中にある栄養素すべてが吸収されずに体内へ排出されることも起こりがちです。したがって、栄養を補うためにできるだけたくさんの野菜を食べることが必要になるわけですが、ユーグレナは動物の性質があるために細胞壁がありません。

つまり、存在する栄養素を効率よく吸収することができるというわけです。さらに、ユーグレナしか持っていない独特の成分「パラミロン」というβ-グルカンの一種にはデトックス効果があるだけでなく、がんの予防にも効果的とされています。このような特徴を持つユーグレナは今や青汁の原材料としてだけでなく、燃料や化粧品にも活用の場が広がっています。今後はさらに、未来の新素材ユーグレナを原材料とする青汁がどんどん出現してくることでしょう。